後楽園・茗荷谷キャンパスウォークスルー
2025年4月9日晴、満開の桜を横目で見ながら水道橋の西口に着きました。もう既に溝渕会長、小林(一光)さん、森田さんの姿があり、私が着いてほどなく小林(明子)さんが来られて総勢5名、10時になりいよいよウォークスルーの始まりです。水道橋駅周辺は狭く半世紀前と比べ、あまり変化が無いように見えます。東京ドームを左に、右に後楽園を観ながら少し行くと礫川公園が見えてきました。すると、この公園の先にCマークの中央大学のロゴが見えます。「エッ、あの工学部の校舎がこんな立派なビルになっている?!」
散りゆく桜の中で遊んでいる子供たちを見ながら後楽園キャンパスに行ってみると、昔の工学部のグラウンドと古い木造の校舎ではありません。1号館から6号館迄ある近代的なビルになっていました。最近出来たという1号館は明るく吹き抜けの校舎、学生たちを見ると、私たちの頃の、バンカラの男子学生ばかりのイメージから、お洒落で個性的な女子学生を数多く見かけて驚きました。また何回か学生たちに写真のシャッターを頼みましたが、彼等からすると、お爺さんお婆さんの年代の浮いた感じの私たちの頼みを、気持ちよく受けてくれて、地味で質実剛健の堅いイメージから洗練されたスマートさを感じ、とても嬉しく思いました。
次に向かったのが後楽園キャンパスから歩いて2キロぐらいでしょうか、茗荷谷、法学部校舎。ここはエントランスがイタリアの古い回廊を思わせるような創りになっています。中を入ると、現代的でここも大きく明るい吹き抜けになっており、5階の百数十席あるラウンジではお昼時ということもあり、男女で食事をしたり、談笑をしたり、キャンパスライフを謳歌している学生の姿がありました。駿河台の頃の参考書を抱えて勉強をする友人の姿を数多く見てきた私とっては中大のキャンパスライフも大きく様変わりしているのを実感しました。
お昼になり、小林(一光)さんが昔よく行ったという神田須田町にある手打ちそば「まつや」に行こうということになりました。駿河台校舎を経験している人にとっては神田神保町、須田町は懐かしいところです。
この「まつや」では「そばみそ、板わさ、にしん棒、天ぷら、焼き鳥、そして〆にお蕎麦」、なんといっても蕎麦屋では日本酒だろうと昼間から日本酒を並べて行きました。今日のキャンパスライフの事、神田藪から上野蓮玉庵の蕎麦屋談義、なんといってもこの最後の「まつや」での時間が一番楽しい時間となりました。
「おいしかったあ!!」