東葛白門会、2回目の名所旧跡巡りは9月24日(土)朝9時40分、我孫子駅に集合し、総勢16名での開催となりました。
10時発のバスに乗り、まず向かったのは日本で唯一、鳥類について研究・展示する鳥の博物館で、地元では通称〝鳥博(とりはく)“と親しまれています。鳥博は70年代に水質汚濁が進行した手賀沼の浄化普及や啓蒙を意図した我孫子市民のシンボルで山階鳥類研究所が1984年に我孫子市に移転したことをきっかけに90年に建設され、我孫子市が運営しています。
バスに乗り、次に目指したのは杉村楚人冠記念館です。本名は広太郎、1872年に紀州藩士の子として生を受け、その後上京、英吉利法律学校で学んだ白門会の大先輩でもあります。明治から昭和初期にかけて活躍した国際的ジャーナリストで、手賀沼の風景をこよなく愛した楚人冠はこの地に一家で移住、亡くなるまでこのモダンな邸宅で暮らしました。かの夏目漱石とも交流があり、漱石が楚人冠に送った手紙を現在公開しているのでお出かけになってはいかがでしょうか?
その後、志賀直哉邸跡地を見学、旧水戸街道をを歩き昼食処、鈴木屋本店に到着。創業明治12年の老舗で松花堂弁当に舌鼓を打ちながら参加者全員の近況の話題などで盛り上がり、無事終了となりました。我孫子駅に向かう頃には雨も降ってきましたが、次回を楽しみに帰路につきました。 (幹事 河野孝次)